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まずは日本について学ぶことがポイント

国際交流会に参加すればするだけ感じるのは、もっと日本の文化を勉強したい、という内容です。
周りの仲間も同意見で、年齢的にも、日本のことを知らない時ほど恥ずかしいことはありません。
お正月の伝統的な風習やお節料理の意味を説明したり、自分の意見を述べるにも頭を使います。
相手と親しくなる上で、食事はとても大切なイベントで、「私たちとランチに行きませんか」という、物腰柔らかな誘い方であっても、ランチのメニューの説明に一苦労します。
手打ちそば、和定食、単語を調べながら考えていては、食事も美味しく感じません。
かといって、間違ったことは話せません。
語学も同じで、一番難しいのは尊敬語だったり、謙譲語です。
私たちでも、正しく敬語が使えているかといえば、首を傾げたくなるはずです。
敬語にあたる言葉があるのかと訊いてみれば、世界共通語の英語にはあるけれど、母国語にはありません、という回答も返ってきます。
日本はおもてなし文化ですが、きれいな日本語ばかりではなく、早口の人も、訛りがある人も、クセのある日本語を聞き取れることも学ばなければならない、こうした思いも徐々に芽生えています。

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